手のシワを増やせば今ある運勢も変えられる『手相』

「占いなんて信じない」
「あんまりピンとこないし…」
「それって当たるものなの?」
こんな考えを持つ人でも、1度は耳にしたことがあるのが
手相占いではないでしょうか。
“手相”とは観相学の一種。手のひらの大小形状や肉付き、
掌線(しょうせん)の具合でその人の性格や運勢を見るものです。
歴史は3000~5000年ほど前にインドから始まり、
中国を渡って日本では平安時代にその第一歩が入ってきました。
その後、19世紀にはヨーロッパに普及、キロ―という手相研究家によって
近代の西洋手相学が確立されます。
改めて日本にこれが伝わったのは明治時代。現代、私たちが知る手相占いとは、
このキロ―の手相学が元になっています。
掌線には以下のような、基本の7大線があります。
①生命線:寿命や健康状態など生命力を見る。太くしっかりしていることが理想。
②知能(頭脳)線:本数も重要。才能や適職、空想家or現実的かがわかる。
③感情線:感性の豊かさ、メンタルの強さ、心の広さ、恋愛の運気などを見る。
④運命線:仕事運、社会運を見る。明確に出ている人ほど社会との関わりが深く成功率が高い。
⑤太陽線:人望の厚さ、人気運がわかる。事業の成功・発展性なども。
⑥財運線:金運の強さやコミュニケーション能力、商才を見る。長いほど良い。
⑦結婚線:恋愛や結婚の有無や時期、関心度がわかり、主に左手をベースにして判断する。
これらをもとに先述の手の形状をはじめ、両手に現れるすべての要素を参考に判断します。
手のひらに刻みこまれる線の1本1本から、
今ある状況や生まれ持った特性、この先の見通しなど
さまざまなことがわかるというのが手相です。
“手”とは身体の中で日常最も使う部位であることから、
たくさん手を使えば、刻まれている掌線の具合も日々変わっていくと言われています。
占い鑑定を受けた時にはちょっぴりガッカリな判断結果だったとしても、
その後、手を使えば使うほど手のしわも増えて
運命を自ら良く変化させることも不可能ではないのです。